今日は、ショックなことが。
ショックで済ませられるから、まだマシなんだけど。
他人様の大島紬の柄合わせの裁断、間違えました。
依頼者様には、謝り倒して、すぐに笑って許していただけました。
他人様の大島紬を裁断するのは本当に怖いよー。
使った大島紬はこれ。
よりによって、希少な藍色の龍郷柄。
中古でも人気ですごく高価なのよー。
しかも美品。
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着物は後身頃が命らしい。
和裁の出来る人が言っていたので、間違いないと思う。
なので、後身頃からいつも切ってるの。
一番、綺麗なところにしたい。
裁断する場所を決めたら、後中心になるところを縫う。
そして、裁断するときに気づいた。
なんだか、糸の出っ張りがある。
しかも後中心近く。
縫い代とか、ダーツでは隠せない。
地直しのアイロンの時、見つけられなかったんだね。
出来れば、この糸の塊は避けたい。
せっかくの美品な着物だし。
印をつけて、後中心をほどく。
今度は、後中心にしたところを脇に持ってきて、ミシンで後中心を縫う。
柄、大体合ってる?
完璧には合わないのよー。
何となくあってるよね。
ちなみに裏側はこんな感じ。
結構、縫い代はギリギリなのよ。
後身頃の型紙を乗せてみる。
上手に、さっきの糸の塊が避けられてるね。
後身頃の裁断。
大きい1枚の布から、切ったみたいに見えるよね。
そして、前身頃も裁断。
これ、間違えたやつ。
ひし形の中心で柄合わせしてたんだけど。
大きいひし形と小さいひし形間違えたのよ。
本当に申し訳ありません。
一応、前中心もファスナーの太さを考えて、柄合わせしたんだけど、どうかな。
ファスナー付けた時に上手に合うといいんだけど。
この後、袖を切ろうとして、間違いに気づいたの。
依頼者様にメールしたら、すぐに返信が来て、電話して事情を話して、許して貰えたんだけど。
動揺がすごくて、正常心に戻れなかったので、作業は止めた。
一晩寝て、落ち着いてからにします。
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多分だけど、柄合わせの裁断に失敗したの初めてかも。
柄合わせしない生地での裁断の失敗は、何回かある。
もちろん自分の生地で。
どうして、よりによって、自分の生地じゃなくて他人様の生地で失敗するかな。
柄合わせ、気にしない人の方が多いのは知ってるけど。
洋裁関連の知識がないと中々、意識して見ないよね。
それに着物リメイクは生地が足りない場合も多いから柄合わせしないこともままあるし。
傷んでたり汚れを避けたりする方が大事。
あぁあああー。
でも、間違えた。
他人様の生地を切るときは、疲れてなくて、まとまった時間が取れて、とか意識してるのに。
思わず、電話で『思い入れのある大島紬ですか?』って聞いてしまった。
『ない』って言ってたけど。
でも、その後よく考えたら『あります』って言えなかっただけかもとか思ったり。
どうか『形見』とか『思い出のある着物』ではありませんように。
スポーツクラブで知り合ったり、親戚とか、親戚を通して頼まれた着物リメイクって、本当に『形見』が多かったのよ。
他人様の着物は、本当に怖い。
後、貰ったはずなのに何故か上げた人の許可がないとリメイク出来ないとかもあるし。
着物って怖い。
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コメント
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mystrawberrygol
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