袖を短くしても良いとの許可を貰えたのでね。
本人は袖口は直さなくていいって、言ってたんだけど、直さないと間もなく着れなくなります。

こーんなに擦り切れてます。
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みっともないねー。
ちょっとダサくなっても、直した方がいいよねー。

片方のカフスを早速、解いた。

表カフスに芯が付いてるね。
糊はなし。
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カフスの少し丸いところが、どうなっているか見たい。
02-01
裏返してみる。
写真が光ってゴメン。

直角に縫ってる。
チョン丸で処理してるんだね。

チョン丸とは・・・斜めに折って、横と縦を折ってひっくり返す。少しだけ丸みを出したい時にする。
(私が習った名称。間違ってたらごめん。だって、チョン丸って冗談みたいな名前だし。文化の教科書には多分載ってなかったし。)
02-02
そして、解いて気が付いた。

表カフスと裏カフスを比べると、裏カフスの方が断然、綺麗で生地に傷みが少ない。
03
あー、これは襟と同じ方法で表と裏を入れ替えた方が良いのでは?と思いつく。

表衿と裏衿も入れ替えたし、それより違いの割と少ない?カフスなら入れ替えても素人目には分かるまい。
衿だって分からんのに。

裏カフスにはなかったステッチを足して、
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袖口から、7㎜ほど内側を縫う。
ボタンホールがあるから、すごく縫いにくい。
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ひっくり返す。

何だか、これでいけそうじゃない
いけるいける
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いけそうなので、もう片方のカフスも解く。
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縫って、余分な縫い代をカット。
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ここまで出来た!
少し歪んでいるけど、気にしない。気にしない。
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仕付けして、袖口とカフスを合体。
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無事に縫えた。

合体するときって、一般的に裏カフスの方が少々出てるんだけど、折り目ががっつり付いているので裏カフスを出せず。
生地の色も変わってたりするし。

カフス全体にアイロンをかけるときに裏カフス(元表カフス)を控えるとちょっとだけ引っ込んで縫いやすい。
ボタンホールのところは無理だけど。

そして、仕付けをして無理矢理縫うしかない。

ステッチの位置も色あせていたり等でガッチリ色が違うので、ステッチの位置もあまり変えられない。

必然的に少し歪んだカフスになるが、しょうがない。
そこは我慢、我慢。

お直しにはお直しの苦労がある。
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ボタンを付けて、お直し終わり
ま、ちょっと格好悪いけど、素人目には分からないと思う
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あ、書き忘れたけど、左右のカフスは入れ替えましたよ。

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シャツの持ち主は、このお直しに感動して、すごく喜んでくれました。