コートの制作を依頼されたので、その作業をしていたのよ。
掲載許可を頂いたので、載せるね。
解いた大島紬を送っていただいたの。
今はもう作られていない貴重な龍郷柄よ


模様ひとつひとつが、はっきりしていて本当に美しいのよ。
アップにすると分かるかな?
風車(一元式)みたいなのがたくさんあって、これが本当に綺麗。

糸を染めてから、織るので熟練の技が必要なのよね。
その染めも泥を使って、丹念に染めるらしい。
凄い手間がかかっていてね、ロマンがあるよね。
全部、ネットで調べたんだけど。
呉服屋さんに聞いたんだけど、今は一元式も作られていないらしい。
一元式も貴重になるみたい。
解かれていた大島紬の汚れをチェックしながら、折り目をみて表裏を判定して、印を付けていく。

洗濯して、アイロン。

白いチャコの印がちょこちょこあってね。
消してみようかなと。
表と裏どちらも印があるし、避けて裁断も厳しい位置なのよ。
一応、生地の端で、試してみる。

ひいぃぃぃーーー!
下に敷いたタオルに色が落ちてる


で、でも生地の方は、色落ちしてるの分からない

なので、完璧じゃなくて少しだけ落とす。
『少し白いのは気のせいかな?』になるくらいに。
青い糸の上に薄っすらある白いチャコを消す。

1,2回なぞってみた。
き、消えた?
ちょっと白い?

ま、こんな感じで15か所くらい消した。
洗い張り(着物を解いて水洗い)や仕立て直しすることもあるんだから、消えないチャコじゃなくて、切りじつけ(糸で印を付ける)にして欲しいよね。
たまにチャコで印を付けてる着物あって、困るんだよね。
和裁士さんには和裁士さんの言い分があると思うんだけど。
防虫剤を入れて、保管。

文化の新原型から製図するのが得意でね。
レディブティックの囲み製図もわざわざ新原型を使って書くことが多いの。
なので、依頼された方のサイズを教えて頂いたので、一番近い原型を写す。
いつかのスタイルブックの付録ね。



前身頃の脇、約3㎝のところに赤線で印。
原型操作したとき胸ダーツの目安にするのよ。
文化式の先生が共通で教えてくれるところだと思う。

新原型(後身頃)を旧原型にするときに肩ダーツをちょっと畳むんだけど、その目安の線も袖ぐりに赤線で入れる。(これは先生によって違うと思う)

今日は、ここまで。
大島紬と一緒に飴をいただいたの。
花粉症だから、助かる

美味しいです。

主人がね、バレンタインデーの時にチョコを貰ってきたので、私が代わりにホワイトデーのお返しの買い物に行っていたの。
本当は主人が買いに行く予定だったんだけど、行けなかったのでね。
ま、頂いたチョコはほとんど私が食べたんだけど

怖くて、遠出出来ないので、スーパーのお菓子なんだけどね。
ちなみに一つは、自分用。

ゴディバよりMaryの方が好きなの



昨日、新原型を見つけるために他のレディブティックやスタイルブックもパラパラ見てて、作りたい服が出てきたから、コピーしたの。
作るか分からないけど。
これがあるから、怖くて断捨離出来ない。
要するにどんどん、雑誌が増えていくのよね

恐ろしい


これは、さずがにもう古すぎて私の趣味じゃないし、1年寝かしてみて大丈夫だったら、捨てようと思ったレディブティックがあったの。
そしたら、1年以内にこんな感じの洋服を作ってって言われたのが、そのレディブティックに載っていたのをちょっと改変して、今風にしたのだったの。
そういうことがあったから、ますます捨てられない

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